FVConsulting

教育用映像制作

2021.4.30

神奈川・横浜・湘南エリアの映像制作会社FVコンサルティングです。

 

川崎市幸区提案型協働推進事業の一環でパラスポーツ体験授業の映像制作を行いましたので、今回はそのご紹介をさせていただきます。

 

ご依頼の経緯

 

今回ご依頼を頂いた経緯を簡単にご説明します。

まず大きいのは、新型コロナ感染症の蔓延です。神奈川県は4月20日から5月11日までまん延防止等重点措置の実施区域に指定されており、東京都も4月25日から5月11日まで緊急事態宣言の実施区域に指定されています。

 

新型コロナ感染症の最初の報告は2019年12月で、中国の武漢市でした。それが2020年1月には日本でも最初の感染者が確認され、あっという間に世界的に広がりパンデミックになってしまいました。

 

あれから2度目のゴールデンウィークを迎えている現在も、3度目の緊急事態宣言となり、収束の目処が立っていないというのが現状です。

 

4月28日に公開されたIT media NEWSの記事によると、東京よりもひと足早く緊急事態宣言の指定区域となった大阪では、感染拡大状況が深刻な大阪市が独自の判断で小中学校のオンライン授業に踏み切ったものの、ICT導入状況により既に始まっている学校もあればいつ始められるかわからない学校もあり、既に格差が生じ始めているようだと伝えています。

 

しかし、最近増えてきている変異株は、従来株とは異なり若年層への感染力も強いようなので、小中学校へのオンライン授業導入が増えていく可能性はあると思われます。

 

そのような状況の中、今までは対面事業で行われていたパラスポーツの体験授業を映像にしたいということでご依頼をいただいたのです。

 

目指すは“飽きない映像作り”

 

今回の映像は、川崎市の小学校で小学生の皆さんが視聴されます。そこで、子どもたちに最後まで飽きずに見てもらえるための工夫が必要だと考え、企画構成の提案を行いました。

 

MC2名の内1名を気ぐるみにしてキャラクター設定をするなども含めていくつかの案をご提案し、最終的には身近な存在に感じる女子大生2名のMCで進行し、途中にクイズを挿入することで飽きさせないようにするという構成案が採用されました。

 

採用された構成案に基づき、実際の映像も、ゲームやアニメ、そしてYou Tubeに慣れ親しんでいる小学生を強く意識した内容に仕上げました。

 

急増する教育系動画のご依頼

 

今回いただいたご依頼の視聴対象は小学生でしたが、こういった学生の他にも、社員教育なども含めた広い範囲の方を対象にした教育系動画の作成依頼が急増しています。これも、新型コロナ感染症の影響なのかもしれません。

 

どの映像もそうですが、教育系動画の場合は特に、その動画で何を伝えるのか、何を考えてもらうのかというベースを定めておくことが重要です。

 

突然ですが、「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1971年にUCLA大学の心理学者であるアルバート・メラビアン氏が提唱した概念で、人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、しかもその情報の殆どを「視覚情報」から得ているという概念です。

 

メラビアンは、言葉に対して感情や態度が矛盾していた時に、人はそれをどう受け止めるかについての実験をしました。その結果導き出されたのが「7-38-55のルール」とも呼ばれる「3Vの法則」でした。

 

メラビアンは、表情や視線などの見た目や仕草による「視覚情報(Visual)」が人に与える影響は55%、声の大きさや話すスピードなどの「聴覚情報(Vocal)」は38%、会話そのものの内容である「言語情報(Verbal)」は7%だと結論づけました。

 

ただしこれは、単純に言語情報よりも視覚情報の方が大切だとか、情報量が多いということではありません。メラビアンは、「好き」「嫌い」「普通」からイメージされる視覚情報と聴覚情報と言語情報をさまざまに組合せて被験者に提示するという実験を行いました。

 

その結果、「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つのどれか1つでも一致していない場合に優先される順番が『視覚情報>聴覚情報>言語情報』だというのが「3Vの法則」なのです。

 

もしも与えられた情報の中に矛盾が含まれていた場合、人は視覚情報を優先してしまうということです。弊社は、特に教育系動画を作成する場合には、この点を肝に銘じておかなければいけないと考えています。

 

映像は、直接視覚に訴えかける手段であるため、言葉だけで伝えるよりも遥かに多くの情報を短時間で伝えることが出来ます。制作する際に定めたベースを正しく視聴者に伝えられるように、間違った方向に誘導してしまうような視覚情報を与えないことも、大切な観点だと考えているからです。

 

教育関係の方はもちろんですが、企業における教育やマニュアルなどにも動画を取り入れてみては如何でしょうか。弊社は、正しい情報を正しく的確に視聴者に届けられる映像の制作に努めております。ぜひお気軽にご相談ください。

 

Written by Y.Nishino

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