FVConsulting

補助金を活用したブランデッドコンテンツの映像制作

2021.9.30

神奈川・横浜・湘南エリアの映像制作会社FVコンサルティングです。

 

経済産業省が実施しているブランデッドコンテンツ制作への補助金公募スケジュールの最終〆切が延長されて、10月末までになりました。新型コロナ感染症流行の長期化に伴う企業の事業計画見直し等、社会情勢に合わせての延長です。

 

以前補助金の審査に通過しなかった企業様も、再チャレンジされるチャンスです。

 

補助支援の概要

 

ブランデッドコンテンツとは、商品やブランドを広める、企業イメージを高めるといったことを目的とした、従来の広告とは異なる形のコンテンツです。もう少し具体的にいうと、インターネット上のニュース、SNS、特定のテーマや切り口の記事をまとめて掲載しているキュレーションサイトなどにデジタル配信される、ストーリー性のある映像のことです。

 

つまり、製品やサービスの販売を目的としていたり、経営者や企業、製品を紹介しているだけでストーリー性がなかったり、逆にストーリー性があっても企業理念や会社の姿勢を示していなかったりする映像は、この補助金の対象にはなりません。

 

主としてデジタル配信を行う映像であること、完成した映像を発信しその効果を測定することも義務付けられます。デジタル配信なので、最長でも15分、一般的には1〜3分程度の映像になり、ドキュメンタリーでもアニメーションでも、映像形態のジャンルについては問われません。

 

補助金の上限は1社につき1,000万円、補助率は補助対象経費の1/2までとなります。

 

応募は、事業会社が主体となります。指定フォーマットに従った事業計画書、収支計画書、そして書式フリーの実施体制図や企画コンテの提出が必要です。2021年4月末〆切・5月末採否通知の初回から始まり、毎月末〆切・翌月末採否通知を繰り返してきましたが、今年度は10月末〆切が最終チャンスになります。

 

採用されるためには、ブランデッドコンテンツとは何かということをしっかりと理解した上で、準備を行う必要があります。製品やサービスを直接宣伝する内容では、審査は通りません。企業理念、ブランドストーリーをベースに、あくまでもブランディングを目的としたデジタル配信するための映像を、広告領域のクリエイターが制作するという場合に対象とみなされるのです。

 

今回の対象は企業のブランディング

 

今回の対象となる、企業のブランディングについて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。ブランディングとは、企業や商品に対するイメージを広く定着させ、企業そのものの市場価値を高めるための活動です。

 

例えば、「A社は他社にないユニークな品揃えの製品をリーズナブルな価格で製造販売している」とか「B社の製品は、価格帯が少し高めだけれども質が良く、長く使えて信頼性が高い」というようなイメージを、誰もが抱くような状態に導くための活動です。

 

特定の製品に対する「ウリ」をアピールしていくのとは異なり、既存の製品に対する評価やCSR活動への評価、企業理念やこれから目指していく方向性など、非常に多方面から評価されるため、非常に多角的なアプローチと長期的な視野および活動が必要になります。

 

ブランディングの役割は、認知度の拡大と向上、そして企業価値の創出です。平たく表現すると、自社の熱烈なファンをより多く獲得することです。

 

ファンを多く獲得するということは、売上が向上し、販路が拡大されるということだけではありません。提携する企業の幅が広がったり、優秀な人材を獲得できたり、資金調達がスムーズになったり、市場の価格競争を回避できたりといった、さまざまなメリットが期待できるのです。

 

ブランディング動画を作るには

 

では、効果を上げるためのブランディング動画を作るためには、一体何をすればよいのでしょうか。それは、単なる広告のための動画ではなく、人々の心を動かすエンターテインメントとしての動画を作ることです。

 

極端な言い方をすると、「あ、広告ね」といってスキップされてしまうのではなく、思わず最後まで見てしまう、そして「この動画、好きなんだよね」とまで言わせてしまうような動画を作ることです。そうすれば、視聴者がシェアをしてくれることで自然に拡散され、高い効果を期待することができるのです。

 

そのためには、まずブランドイメージを固めることです。自社に対してどのようなイメージを抱いて欲しいのか、つまり何を伝えたいのかを明確にします。そして主となるターゲット層、つまり誰に伝えたいのかを明確にします。その上で、いつ、どこで、どうやって伝えるかを決めていくのです。

 

それらが決まると、同じクライアント様のブランデッドコンテンツであっても、ターゲット層や展開する媒体などにより、内容を変える必要性がある等、さまざまなことが見えてくるでしょう。

 

補助金を活用してブランディング動画を作りませんか

 

実際の事例として、弊社が今までに手掛けてきたブランディング動画を、ご紹介します。

 

キャンプ用特別仕様車 CAMPER ALTOPIANO

 

旧軽愛宕ClubOrbit

 

RAV4でキャンプ

 

これらの映像は、弊社が企画からコンテ作成、モデル手配や撮影場所の手配、そして撮影から編集までの全てに対応して制作した、ブランディング動画です。

 

それぞれ、ALTOPIANOのある生活が人々の暮らしをどの様に豊かにするのか、ClubOrbitではどのような休暇を楽しめるのか、RAV4があるとどのような休日を過ごせるのかといった、各企業様がお客様に提供したいイメージを、実際の映像として伝えています。

 

新型コロナ感染症の流行により大きな打撃を受けている経済状態の中、従来の広告だけでは集客や販路拡大、また優秀な人材の確保に苦労されている会社様が多くなっています。その状況を打開し、乗り越えるための効果が期待されているのが、ブランデッドコンテンツです。経済産業省が補助金を出して企業各社様を支援しようとしていることからも、ご理解いただけるのではないでしょうか。

 

この苦しい局面を、補助金を活用してなんとか乗り越えたいとお考えの企業様は、ぜひ弊社にお問い合わせください。ただ単に映像を制作するだけではなく、企画から編集までの全てに対応した多くの実績を持ち、補助金についても精通しているスタッフが、丁寧にご対応いたします。

 

Written by Y.Nishino

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