2021.9.4
神奈川・横浜・湘南エリアの映像制作会社FVコンサルティングです。
今まで、弊社では様々な業種のクライアント様のご依頼を受け、さまざまな目的の映像を制作してまいりました。一口に映像制作と言っても、その目的はさまざまです。どんなに芸術的に優れた映像作品を制作しても、クライアント様の目的を達成できる映像でなければ意味がありません。
今回はCM制作に焦点を当てて、一般的なCMの制作に必要なスタッフや工程をご紹介しながら、弊社の特徴をご紹介していきたいと思います。
CM制作の工程を大きく分けると、「企画」と「制作」の2つの工程に分かれます。文字が表している通り、「企画」はCMのアイディアやストーリーを考え、「制作」はその企画を具体化して実際に撮影を行い、CMに仕上げる工程です。
広告代理店などの大きい会社は主に「企画」を行い、「制作」は制作を専門に行なっている会社に発注することが多いのですが、弊社では「企画立案」「ロケーションコーディネート」「キャスティング」「撮影」「編集」まで、すべての工程を承っております。
実際の制作工程に入ると、以下のような体制で作業を進行していきます。
1.プロデューサー(P)
制作工程におけるすべての作業を指揮するのが役割になります。
企画されたCMを実際の映像にするために必要な段取りやロケーション、キャスティングを行い、全工程に立ち会うなどにより、制作工程のすべてに責任を持ちます。
2.プロダクションマネージャー(PM)
プロデューサーをサポートするのが役割になります。
クライアント様と制作スタッフの間に立ち、相互の意思疎通を良好に保ちながら、スケジュール、予算、品質のバランスを崩さないように制作作業を進行していきます。
3.プランナー(PL)
クライアント様が宣伝したい対象である商品、サービスに対して、どのようにすれば魅力を伝えられるのか、認知度を上げられるのかといったことを考えるのが役割です。
4.ディレクター(D)
企画の映像化にあたって、最適な手法を考え出すのが役割で、絵コンテを描くのもディレクターの仕事の一つです。また、企画の段階から参加することもあります。いずれにしろ、映像における品質面における総責任者であると考えればよいでしょう。
5.カメラマン(CAM)
シーンごとに最適なカメラ位置やフォーカスなどを検討して撮影するのが役割です。
6.ライティング(照明)ディレクター(LD)
シーンごとに最適な照明の明るさや角度を検討してより魅力的に撮影できるようにするのが役割です。
自社製品を全国的に販売しているようなナショナルクライアント様の場合、CM制作では上記スタッフの他、タレントやモデルのヘアメイクやスタイリスト、タレント事務所のマネージャーなど、スタッフの種類も人数もどんどん増えていくことになり、当然制作費用も嵩んでいくことになります。
弊社では、このような大規模な撮影は行っておりません。高額で大規模なCM制作ではなく、予算が厳しいクライアント様にもご満足いただけるリーズナブルで質の高いCM制作を心がけております。
そのための工夫点として行っているのが、兼務による役割分担です。一人のスタッフが複数の役割を担うことでスタッフの人数を最小限に絞り、映像制作の費用をご利用いただきやすい価格に抑えているのです。
そのため、弊社ではカメラマンが照明や音声も担当いたします。私も、企画からコンテ作り、全体のプロデュースからディレクションまでを担当いたします。場合によっては、スタイリングも手掛けています。
上記のリンクは、以前弊社が制作した旧軽井沢「Club Obit」様のCMです。この時のモデルさんの衣装は、私の方でスタイリングを行いました。男性モデルの衣装と女性モデルの衣装のバランス、モデルさんそれぞれの雰囲気を考えて衣装を決めていきました。そして何より一番大切にしたことは、こちらの施設の色味を考えて、より美しく見える衣装を選ぶことでした。
これはほんの一例ですが、弊社ではこのように一人のスタッフが複数の役割を果たすことで、制作コストを抑えております。
弊社のような方式をとった場合、スタッフを大勢抱えている大手の制作会社のように、大勢のスタッフで仕事を分担し、どんどん映像制作本数を増やしていくということができません。
そこで弊社は、お引き受けする仕事を弊社が責任持ってご対応できる本数に抑え、1本1本の映像制作を大切にしながら作業しております。そうすることで、クライアント様にご満足していただける質を確保した、丁寧に仕上げた映像を納品してまいりました。
これからも、このような創意工夫を凝らしながら、低コストで質の高い映像をご提供し続けていく所存です。弊社の実績等を閲覧していただき、ぜひお気軽にお声がけいただければと思います。
Written by Y.Nishino