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中小企業庁 事業再構築補助金のGビズ申請

2021.2.26

神奈川・横浜・湘南エリアの映像制作会社FVコンサルティングです。

 

前回は、事業再構築補助金の公募要領について、現在予告されている内容をご説明しました。ここで、簡単におさらいしておきましょう。

 

・新分野展開や業態転換、事業・業種転換等の取組といった、思い切った事業再構築を行う中小企業や団体等を支援するための補助金事業である

・主要申請要件は「売上が減っている」「事業再構築に取り組む」「認定経営革新等支援機関と事業計画を策定する」の3点である

・補助の対象となる経費は主要経費(建物費、建物撤去費、設備費、システム購入費)や関連経費(外注費、技術導入費、研修費、広告宣伝・販売促進費、リース費、クラウドサービス費、専門家経費)で、従業員の人件費・旅費、不動産、株式、公道を走る車両、汎用品(パソコン、家具等)の購入費、販売する商品の原材料費、消耗品費、光熱水費、通信費は対象とならない

 

公募の開始予定は本年3月になる見込みで、申請は全てGビズIDプライムを必要とするjGrantsという電子申請になります。そこで今回は、前回に引き続き申請を行うための準備として、何をどのような順序で進めていけばいいのかについて、ご説明します。

 

Gビズとは

申請は、jGrants(電子申請システム)による受付が予定されています。jGrantsとは、公募から事後手続きまで全プロセスをデジタル化した、経済産業省の補助金申請システムで、このシステムを利用するためには、GビズIDプライム(以下、GビズIDとします)を取得する必要があります。

 

GビズIDとは、複数の行政サービスに1つのIDとパスワードでログインできるサービスを提供する、法人や個人事業主向けの認証プラットフォームです。GビズIDを取得すると、jGrantsの他にも社会保険手続きの電子申請システム、農林水産省の申請手続きを行う共通申請サービス、中小企業向け補助金の支援サイト・ミラサポplusなど、現時点では18サイトにログインできるようになります。

 

Gビズのアカウント申請で必要な書類と申請方法

GビズIDのアカウントを申請するためには、スマホまたは携帯電話と印鑑証明書、登録した印鑑、パソコンを用意します。

 

パソコンからGビズIDサイトのトップページにアクセスし、『ID作成』をクリックし、表示された作成画面から必要事項を入力します。作成した申請書を自分のパソコンにダウンロードしてから印刷し、さらに記入・捺印をして、印鑑証明書と一緒に郵送します。

不備がなければ2週間以内にメールが到着するので、メールに記載されたURLにアクセスします。すると、ワンタイムパスワードがスマホまたは携帯電話に送付されてくるので、そのパスワードをパソコン上に入力してから、今後自分で使用するパスワードを設定すればアカウントの作成が完了します。

 

ただし、GビズIDの発行には、書類上の不備がなくても通常は2〜3週間を必要としますので、申請はなるべく早めに行っておくことをおすすめします。

 

公募スタートまでの準備

正式な公募要領は、公募の開始と同時に公開される予定ですので、今の所あまり具体的に準備をすすめることは難しいのですが、GビズIDの取得と並行して、補助金の申請書類を作成するために、今回の営業形態の転換について、まとめておきましょう。

 

厳しい審査に耐えられる、しっかりとした事業計画が求められるはずです。現在の事業を廃止または縮小して、新たに業態や業種を転換することで期待できる効果や、自社の生産性を今後継続的に伸ばしていけるということをしっかりと説得できる根拠や背景を整えるための準備を進めておきましょう。

 

事業計画書は、認定経営革新等支援機関や金融機関と一緒に策定し、一体となって事業再構築に取り組むことが定められています。しかし、申請書の記入に関しては、なかなか自社のみではハードルが高いとお悩みの会社様もおられると思います。

 

そこで弊社では、申請書類記入のサポートも対応いたします。お問い合わせいただければ詳しくご説明いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。ご連絡をお待ちしております。

 

Written by Y.Nishino

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