2021.4.2
神奈川・横浜・湘南エリアの映像制作会社FVコンサルティングです。
国や自治体がホームページの制作に使える助成金や補助金を出す制度があるのをご存知でしょうか。せっかくの制度も、知らなければ支援を受けられる条件を満たしているのに全額自社で負担しなければならなかったり、費用の折り合いがつかずに断念せざるを得なかったりという事になりかねません。
今回と次回の2回にわたり、ホームページ制作に使える国や自治体の補助金や助成金についてご紹介します。
まずご紹介するのは、日本商工会議所が主催している小規模事業者持続化補助金です。
小規模事業者が商品の販売チャネルを広げて経営を安定させるための資金に対して補助してくれるもので、販路の新規開拓、企業のイメージアップ施策などにかかる経費に使えます。
具体的な取り組みを挙げると下記になります。
・ホームページ作成、改良
・チラシ作成
・カタログ作成
・広告掲載
・店舗改装
ただし、自治体から出る補助金との併用はできませんので注意が必要です。この制度の主な内容を項目ごとにまとめましたので、参考にしてください。
【対象者】
商工会議所の管轄地域内の「小規模事業者」
※一部の条件を満たす特定非営利活動法人も対象となる場合があります
【補助金額】
対象経費の2/3、上限50万円
【応募〆切】
令和3年6月4日(金)当日消印有効(第5次締切)
※令和3年度内に第6次(10月)、第7次(令和4年2月)の予定あり
【詳細(URL)】
東京都内の自治体では、ホームページの新規制作や改良に対する独自の補助金制度を設けています。下記に、その制度をご紹介します。
【補助金額】
対象経費の1/2、上限5万円
【概要等】
令和2年度は一般枠として5月、7月、9月に、創業枠として5月に申請を受け付けました。令和3年度については、中央区のサイト等でご確認ください。
【補助金額】
中小企業=対象経費の1/2、限度額10万円
商工団体等=対象経費の1/2、限度額50万円
【概要等】
対象となるのは区内の創業2年未満の中小企業です。
受付期間は、中小企業が令和3年4月1日から12月28日まで、商工団体等が令和3年4月1日から6月末までで、募集枠(中小企業:35社、商工団体等:1団体)が埋まり次第受付終了となります。詳細は、港区のサイトでご確認ください。
【補助金額】
対象経費の2/3、上限10万円
【概要等】
対象者は区内で飲食業、小売業、サービス業のいずれかの業種を営んでおり、引き続き5年以上営業する意思があることです。
令和2年度の募集期間は終了しています。令和3年度分については、新宿区のサイト等でご確認ください。
【補助金額】
ホームページ・コンテンツ制作費=対象経費の1/2、上限10万円
コンテンツの外国語翻訳経費=上限5万円
【概要等】
台東区内の中小企業が、自社にとって初めての言語となる外国語ホームページを作成する場合が対象となります。
令和2年度分の募集は終了しています。令和3年度分については、台東区のサイト等でご確認ください。
台東区:外国語ホームページ新規作成費用支援 助成金へのリンク
【補助金額】
区内に主たる事業書を有する中小企業=対象経費の1/2、上限5万円
江東区中小企業団体名簿に登録されている団体=対象経費の1/2、上限30万円
【概要等】
区内の中小企業や商店等が、PRや販路拡大のために初めてホームページを開設する場合が対象で、リニューアルは対象外です。追加開設や過去にホームページがあった場合も対象外となります。
募集期間は特に定められていませんが、申請した年度の3月20日までに事業実績報告書を提出し、3月31日までに補助金の請求を行わないと交付決定が取り消されますので、注意が必要です。詳細は、江東区のサイトでご確認ください。
【補助金額】
対象経費の1/2、上限5万円
【概要等】
区内中小企業者、区内中小企業者によって組織された団体、区内中小企業者となる予定の起業予定者が、新たに開設する独自のホームページが対象です。
令和2年度の受付期間は終了しています。令和3年度分については、豊島区のサイト等でご確認ください。
【補助金額】
対象経費の1/2、上限5万円
【概要等】
ホームページを開設していない区内中小企業者および税法上の収益事業を営む個人・団体等が開設する事業用ホームページが対象となります。
令和2年度の受付は終了しています。令和3年度分については、練馬区のサイト等でご確認ください。
【補助金額】
対象経費の10/10、上限10万円(外国語対応の場合も上限10万円)
※新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、令和2年度の助成内容から変更されています。
【概要等】
区内中小企業が業績向上を図るため、製品や技術等を広くPRする手段としてホームページを作成する場合、または改修、新規に作成すると同時に外国語対応を導入する場合が対象となります。
決められた受付期間はなく、年度内(年度最終日は3月31日)に完了し、報告書を提出できることが制限事項となっています。詳細は、葛飾区のサイト等でご確認ください。
【補助金額】
・ホームページの作成・改修経費(製造事業者):対象経費の2/3、上限50万円
・ホームページの作成・改修経費(製造事業者以外):対象経費の2/3、上限10万円
・企業紹介動画作成経費(製造事業者):対象経費の2/3、上限20万円
・企業紹介動画作成経費(製造事業者以外):対象経費の2/3、上限10万円
【概要等】
区内に本社を有する中小企業が対象です。令和2年度の申請受付は終了しています。令和3年度に関しては、江戸川区のサイト等からご確認ください。
【補助金額】
中小企業=対象経費の2/3、上限15万円
小規模企業=対象経費の3/4、上限15万円
【概要等】
八王子市内に本社または主要な事業所を有する中小企業または小規模事業者が、新たな販路拡大のためのホームページ作成・再構築等を行う場合が対象です。
令和2年度の募集は終了していますので、令和3年度に関しては八王子市のサイト等で確認してください。
八王子市:令和2年度八王子市販路拡大支援補助金についてへのリンク
【補助金額】
対象経費の10/10、上限10万円
【概要等】
市内中小企業者または市内中小企業者によって組織された団体が、ホームページの新規作成または大幅な変更(全面リニューアル、外国語対応等)を行う場合が対象です。
令和2年度は予算額に達したため受付を終了しています。令和3年度については、羽村市のサイト等でご確認ください。
いかがでしたでしょうか。今回は具体的な補助金や助成金の制度をご紹介しました。次回は、IT補助金の全般的なことや事例などをご紹介できればと考えています。
ホームページの制作や、制度によってはリニューアルにも利用できる制度です。この機会を逃さずに、販路拡大や新規顧客獲得施策の一環として、ぜひ活用のご検討をおすすめします。
また、具体的にご検討されている、不明点があるのだがどこに相談したらよいかわからないというようなお客様がおられましたら、一度ご相談ください。ご連絡、心よりお待ちしております。
Written by Y.Nishino