2021.8.6
神奈川・横浜・湘南エリアの映像制作会社FVコンサルティングです。
ホームページを制作する際、避けて通れない問題がサーバーの設置・運用の問題です。以前は、サーバーとして相応しい高性能なサーバーマシンを購入し、環境構築から運用までを自社の専門部署で行うということも多かったのですが、最近ではレンタルサーバーを利用することが常識となってきています。
今回は、自社のホームページを制作する際のレンタルサーバーの選び方について、弊社の考え方をご紹介したいと思います。
ホームページを運用するためには、サーバーマシンとサーバープログラムが必要です。簡単に言ってしまうと、制作したホームページをユーザーのリクエストに応えて動作させる仕組みがサーバープログラムで、そのサーバープログラムやホームページのデザイン、そしてコンテンツとなる映像や動画、写真、原稿などを格納し、それを24時間365日休むことなく動かしているコンピューターがサーバーマシンです。ここでは、これらをまとめてサーバーと呼ぶことにします。
ホームページを制作する際に、サーバーまで自社で調達し、運用管理しようとすると、莫大な費用がかかります。サーバーマシンを購入する費用だけではなく、このサーバーを運用できる高いスキルの人材を複数人雇用しなければならなくなるからです。これでは、大企業しか自社のホームページを制作できなくなってしまいます。
そこで誕生したのが、レンタルサーバーです。レンタルサーバーとは、その名の通り、借用して利用できるサーバーのことです。ホスティングサービスと呼ばれることもあります。
レンタルサーバーなので、当然サーバーマシンを自社で購入し、運用する必要はありません。その代わり、レンタルサーバーの種類により、少し制約の範囲が変わってきます。
<専用サーバー>
専用サーバーは、名前の通り1つのサーバーを1社または1人のユーザーだけで利用できる形態のサービスです。専用で使えるため、最も制約が少なく、自由度の高い設定が可能です。使用できる容量も大きいため、たくさんの映像や画像を掲載したい場合にも適しています。その代わり、料金が高価になり、サーバーの設定についてもユーザー側に専門的な知識が必要になります。
<共用サーバー>
共用サーバーは、名前の通り1つのサーバーを複数のユーザーで利用する形態のサービスです。複数ユーザーで共用しているため、費用は比較的安価になりますが、その分使用できる容量が少なくなったり、サーバー設定の自由度も制約が多くなったりします。
<仮装専用サーバー(VPS)>
1つのサーバーを複数のユーザーで共用するのですが、少し高度な管理方法により、1つのサーバーの領域を複数のユーザーごとに分割し、個別に割り当てることで、まるで専用サーバーのように利用できる形態のサービスです。実際は共用しているため価格が安価になりますが、個別に割り当てられて領域を自由に使えるため、設定の自由度が高くなるという利点があります。ただし、その分設定にはユーザー側に専門的な知識が求められます。
レンタルサーバーの種類が3つある事をお伝えしましたが、レンタルサーバーの会社は星の数ほどあります。会社により、価格はもちろんですが、設定における制約の内容や使用できるディスク容量など、プランも本当にさまざまです。いろいろと調べれば調べるほど、専門用語も出てきて、どうやって選べば良いのか悩んでしまうのは当然だと思います。
そんな場合は、弊社のようなホームページの制作会社に相談していただくのが一番です。なぜなら、さまざまな目的、要件のホームページ制作を数多く経験しているからです。ホームページ制作のプロとしての視点で、お客様に最適なレンタルサーバー会社とプランをご提案いたします。
弊社が選ぶレンタルサーバー会社のポイントは、サポートが充実している事です。特に、今は新型コロナ感染症の影響もあり、コールセンター機能を縮小しているサーバー会社もあります。そのため、チャットなどで気軽に問い合わせができるところがおすすめです。
それでは、ごく簡単ですが、代表的な会社のサポート状況をご紹介しましょう。詳細は、各社のURLを掲載しますのでご参照ください。
<さくらネット>
・メールおよび電話サポートあり
・初心者向けのFAQや講座ページあり
・サーバーの設定をブラウザから簡単に実施できる管理画面あり
・バックアップ機能あり
・WordPress、EC-CUBE、concrete5の簡単インストール機能あり
・無料お試し期間2週間
<https://www.sakura.ne.jp/plans.html>
<エックスサーバー>
・24時間365日メールサポート(24時間以内に対応)
・電話サポート(土日祝除く)
・バックアップは日次で自動取得(Web・メールデータ=7日分、MySQLデータベース=14日分)
・WordPress、EC-CUBE、PukiWikiの簡単インストール機能あり
・無料お試し期間10日間
<お名前.com>
・無料電話サポート24時間365日
・各種ガイド、ヘルプサポートページ多数あり
・おすすめ設定をまとめたHow Toリスト等の管理画面あり
・バックアップ自動取得あり(Web、メール、MySQLデータ14日間無料)
・WordPressの簡単インストール機能あり
<https://www.onamae.com/server/?btn_id=sv00_newdesign>
<ロリポップ>
・24時間365日、電話・メールチャットサポート※電話サポートは低額プランにはなし
・マニュアルやFAQ多数あり
・初心者向けの設定等の代行サービスあり
・バックアップは、7世代(有料オプション)、自動バックアップ(無料)の2種類あり
・Word Press、EC-CUBEなどの簡単インストール機能あり
・無料お試し期間10日間
ご紹介した各レンタルサーバー会社の簡単インストール機能を見てもわかるように、現在、ホームページ制作ではWordPressを導入することが非常に多いのが実態です。ホームページ制作には、本来はコーディングが必要です。使用するフォントやフォントサイズ、文字の色、どこにどういう文章をはめ込み、どこにどの画像をはめ込むのか等を、細かく指定する必要があるのです。しかしWordPressは、コーディングをせずに、ワープロを使用するような感覚でホームページを制作できるソフトウェアです。
そのため、WordPressにも柔軟に対応しているサーバー会社を選ぶことも大切な要素になります。その他にも、お客様の運用形態やコスト等も考慮した上で、最適なレンタルサーバー会社をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
Written by Y.Nishino